観賞と鑑賞の違いは?それぞれの意味を詳しく!

映画を見に行ったり、美術館へ行ったりしたときに、ブログ記事で紹介したいですね。しかし普段使っている言葉ですが、いざ改まって書こうとすると、

どの漢字を使うか迷う時があります。間違えるとやはり恥ずかしいものです。

「観賞」と「鑑賞」使い方は分かりますか?なんとなくわかるということもあるかもしれませんが、自信を持って使い切れるようになりたいものです。

それではご一緒に調べていきましょう。

観賞と鑑賞について広辞苑で調べてみました!

 

「観賞」みて楽しむこと。みて賞翫すること。「観賞植物」「観賞魚」愛玩用に飼育する魚。

「鑑賞」芸術作品を理解し、味わうこと。「鑑賞批評」芸術作品に対する鑑賞を中心とする批評。

漢字自体の持つ意味合い

「観」
① 見えるさま。様子。状態。「別人の観がある」
② 見解。みかた。「人生観」
③ 見るに足るべきもの。見もの。
④ たかどの。ものみ。楼台。

「鑑」
① 鏡。ものの形をうつすもの。手本。戒め。「印鑑」「図鑑」「年鑑」など。
② 鏡に照らしてみる。真の姿を考え見る。見極める。「鑑査」「鑑定」「鑑識」「鑑賞」

「賞」
① 賞与。賞与の品。褒美。
②  動物をしつける場合に与える食べ物など。

用例
・「植物園で珍しい草花を観賞した」「夏の川辺でたくさんのホタルを観賞した」

・「クラシックバレエを鑑賞する」「美術館でルノアールの絵画を鑑賞した」

まとめてみましょう。

「観賞」は自然などを見つめて、楽しむときなどに使います。

「鑑賞」は芸術性のあるものを深く味わう時に使います。

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では「映画」の場合は観賞と鑑賞どちらでしょうか?

 

映画を見て楽しむ人もあれば、芸術性の高い映画もあるでしょう。文化庁発行の「言葉に関する問答集」によると

「観賞」は自然な味わい、人の手が加わっていない点を重視する。例、「景色を観賞する」

「鑑賞」は人の手が加わっている点を重視する。庭園も景色と同じように眺めるという状態なら、「観賞」を使ってもいい。

「記者ハンドブック・新聞用字用語集」によると

「観賞」【みて楽しむ】映画観賞(鑑賞とも)、自然や花・風景を観賞するなど。

「鑑賞」【芸術作品などを味わい理解する】絵画の鑑賞、能楽鑑賞

映画に関してはどちらが正しいという答えは得られませんでした。「鑑賞」のほうが正しいのではないかという意見は多かったのですが、

どこまで信頼できるかが難しい問題で、権威のある先生にでも確認すべきでしょうか。

それともどちらを使っても間違いだと指摘されないのでしょうか。いや、きっと指摘はあると思います。世間ではどちらもまかり通っているのだから、お互いが否定することは十分考えられるからです。辞書の意味から考えても必ずしもこうであるという表現ではないのですから。

 

いろんな場合を見てみましょう

 

ミュージカルの場合はどうでしょう。
芸術性のある作品の場合なら、「鑑賞」と言いたいですね。
見て楽しむ作品なら、「観賞」でしょうか。

歌舞伎の場合はどうでしょう。この場合はどちらでもなく、「観劇」というのでしょうか。

観劇というくらいだから、あえてどちらかに決めるなら、「観賞」でしょうね。

夜空を彩る花火はどうでしょう。見て楽しいものですから「観賞」でしょうね。

「今夜は○○の花火大会を見物に行こうか」などと「観」に近い感覚ではないでしょうか。

テレビはどうでしょう。作品の内容にもよるかと思われますが、「テレビでも見るか」って感じが多いのではないでしょうか。やはり「観」でしょう。

ピアノコンサートはどうでしょう。音楽という芸術性が高いため、「鑑賞」ですね。

最後に

こうして考えてくると、「観」と「鑑」の間には明確な違いがあるものと、不明瞭な用法の部分が見えてきました。したがって不明瞭な場合にどうしても使用するなら、対象になるものの内容によって、自身で使い分ければいいのではないでしょうか。

毎回国語審議会に照らし合わせてなんて考える必要もないでしょう。「観」「鑑」にあてはならない場合もたくさんあるのではないでしょうか。そんな時は例えば「観劇」「見物」「見る」「聞く」などと表現すればいいと思います。基本さえ理解しておれば恥をかくことはないと思います。




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